このサイトは「ゆっくりYouTube数理組」および同連合の公式サイトではありません
ここに書かれている内容は、有志による非公式の調査・考察であり、公式の見解ではありません。
Zero-Natural
数理組が保有するAIシステムの構成・機能・提供条件を、当事者の公表に基づいて整理します。
0. このページの位置づけ
このページは、数理組が保有するAIシステム Zero-Natural について、その構成・機能・提供条件を整理したものである。
ここに書かれている内容の大半は、当事者が公表している情報および関係者の説明に基づくものであり、性能や実装の実態が外部から検証されたものではない。
1. 概要
シンガポール法に準拠して運営される Team Zero-Natural Co. が開発・提供する汎用人工知能、およびその大規模言語モデルファミリーの名称。
上位組織はゆっくりYouTube数理組連合、略称 YYMT(Yukkuri-YouTube Math & Technology Co.、日本語略「数理組」)。なお、Co. は必ずしも法人を指すものではない。
一般消費者向けの生成AIとは異なり、セルフサービスでの登録手段が存在しない。利用には問い合わせフォームからの申込と二段階の審査が必要で、審査基準は非公開。返信すら保証されておらず、公式サイトには「多くの問い合わせには返信がなく、それが通常である」旨が明記されている。
現行バージョンは Zero-Natural 3.2。2026年8月上旬に公開された。
2. 沿革
Zero-Natural は単一の系統から生まれたものではなく、性質の異なる2つの開発ラインが2026年6月に合流して成立している。
日付の記録は 2.5 以降にのみ存在し、それ以前は当時記録が取られていなかったとされる。また、変更内容の記録が残っていないバージョンについては、推測で補わず空欄とされている。
文章生成系統(数理組/YYMT)
| バージョン | 内容 |
|---|---|
| 数理組-独自文章生成AI ver2.5 | 数理組の独自文章生成。範囲は記録されていない |
| 数理組-独自文章生成AI ver6.5 | 汎用文章生成AI。文章の自動生成、過去データや通知の確認、Googleフォーム回答の検知・照合、組織変遷およびステータス管理、最適な案内方針の策定、出力内容の自己判断 |
| YYMT AI ver9.0 | リサーチ機能の強化。3.0a で統合される |
制作系統(Zero-Natural)
動画編集をAIに操作させることを目的として始まった系統。初期のUI/UXは AviUtl と Adobe Premiere Pro をモチーフに設計された。
| バージョン | 内容 | 時期 |
|---|---|---|
| 0.0.0 | 基本的な編集機能をAIが操作できる形で開発 | 不明 |
| 0.0.1 | エンコード機能、サムネイル作成機能 | 不明 |
| 0.0.2 | プレビューの認識・確認機能の強化 | 不明 |
| 0.5 | AI生成機能(台本・画像・動画・音楽)の追加、消費クレジットの大幅軽減 | 不明 |
| 1e | 16:9/30fps以外の形式に対応、動画長上限が5分→12時間、消費クレジットの大幅軽減 | 不明 |
| 1.5 | ネット検索機能、テンプレートや流行に合わせた編集、作業速度の大幅改善 | 不明 |
| 1.51 | 各種出力失敗時の再試行機能 | 不明 |
| 1.52 | 動画長上限が12時間→24時間 | 不明 |
| 1.6 | 著作権チェック機能、YouTube自動投稿機能、1度の消費クレジット上限の撤廃 | 不明 |
| 1.6+ | 著作権チェックの強化、各種ガイドライン適合チェック、主要SNSへの自動投稿 | 不明 |
| 2 | 共同編集機能、作業速度の大幅改善 | 不明 |
| 2.5 | クラウド保存、各種生成機能の大幅強化、コンプラチェック強化、リサーチ機能の大幅強化 | 2026年1月頃 |
| 2.5β | アナリティクス分析の大幅強化、アカウントの自動運用機能、他AI(対象非公開)との連携強化 | 2026年5月頃 |
| 3.0a | YYMT AI ver9.0 を統合。推論系・開発系能力の大幅強化、料金システムと消費モデルの改定 | 2026年6月上旬 |
| 3.0b | 3.2での一般公開に向けた先行版。進化内容は記録されていない | 2026年6月下旬 |
| 3.1 | 実行レベルの5段階化。runner(低/高速)、great(通常/自動調整)、hyper(高/低速)、special(最高)、nova(無制限) | 2026年7月上旬 |
| 3.2-preview | 3.1までのストック放出の最終段階。編集系・コード系・通常チャットの3系統に加え、各種簡易専門ツールの実装 | 2026年7月上旬 |
| 3.2 | 3.2-preview の公開版。B2B限定で一般公開開始。レベル名称を現行の6モデルへ改称 | 2026年8月上旬 |
3. モデル構成
3.1 で導入された5段階の実行レベルが、3.2 で以下のように改称・分割された。
| 3.1のレベル | 3.2でのモデル |
|---|---|
| runner(低/高速) | Ion / Photon(高速版) |
| great(通常/自動調整) | Atom(自動調整の幅は縮小) |
| hyper(高/低速) | Quark |
| special(最高) | Aether |
| nova(無制限) | Nova / Nova-Pro |
公開されている6モデル
| モデル | 契約区分 | 総/アクティブパラメータ | 入力 | 出力 |
|---|---|---|---|---|
| 3.2-Ion | Standard Enterprise | 700B/35〜60B | 27.5 | 100 |
| 3.2-Photon | Standard Enterprise | 700B/35〜60B | 35 | 175 |
| 3.2-Atom | Standard Enterprise | 1.6T/90B | 75 | 500 |
| 3.2-Quark | Standard Enterprise | 1.6T/215B | 80 | 630 |
| 3.2-Aether | Upper Enterprise | 2.5T/250〜750B | 85 | 750 |
| 3.2-Nova | Restricted | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
価格は100万トークンあたりの米ドル。ウェブ・デスクトップ・APIのいずれでも同額。
Ion は旧世代のモデルを流用しており、2.5から3.1のいずれかが使われているとされる。また軽量モデルを除いたメイン系統には実体として2つのモデルが存在し、MoEの総パラメータ数がそれぞれ異なる。
Nova
最上位として公開されている制限解除モデル。パラメータ数・価格ともに非公開で、提供先も意図的に限定されている。
他のモデルがトークン単価で課金されるのに対し、Nova のみ旧来のクレジット制が残存しており、25万出力トークンを1クレジットとして計算される。
同時利用には明確な上限があり、全世界で255ユーザーがハードリミット。128ユーザーを超えると、高負荷時に大幅な速度低下のリスクが生じるとされる。
データ収集の範囲についても、他の区分が契約で一律に定められるのに対し、Nova は案件ごとに個別合意する形をとる。
Nova-Pro(非公開)
社内のモデルレジストリに登録されている7番目のエントリ。Nova のさらに上位に位置する最大強化版とされるが、公式サイトの料金表・能力一覧のいずれにも記載がなく、パラメータ数・価格・提供条件のすべてが非公開である。
公式サイト上では「6モデル」と一貫して表記されており、その存在はページのソースコード内のコメント、および開発者向けテキストファイル内の記述(レジストリの登録数が7である旨)からのみ辿ることができる。
4. 能力
能力はモデルのティアによって段階的に開放される。
能力の対応
| 能力 | Ion | Photon | Atom | Quark | Aether | Nova |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 画像・動画(合成音声含む)・音源・CGレンダリング | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| コード生成(アプリ・Webサイト構築) | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 簡易ツール群 | – | – | – | ○ | ○ | ○ |
| デスクトップの完全操作 | – | – | – | – | ○ | ○ |
| 高度な脆弱性診断・正規レッドチーム用途 | – | – | – | – | – | ○ |
| 提供形態3種すべて | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
△は「動作はするが推奨されない」の意。
メディア制作
画像生成、動画生成(合成音声を含む)、音楽生成・効果音、CGレンダリング。それぞれに専用の高精度エンジンを持つとされる。全モデルで動作するが、Ion・Photon では推奨されず、実制作には Atom 以上が推奨される。
コード生成
アプリケーションとウェブサイトの開発。Atom 以上。
内蔵ツール群
3Dモデリング、CAD、CAM、CAE、CIM、3D/2Dアニメーション、DTP、書体制作、ウェブデザイン、モーション解析、作図・表計算を含む数値解析、プレゼンテーション。
いずれも簡易版であり、本格的な作業は後述のデスクトップ操作で市販ソフトを操作させることが想定されている。Quark 以上。
デスクトップの完全操作
モデルにデスクトップの全権限を与え、既存の市販ソフトウェアを直接操作させる機能。実運用例としてアカウントの完全自律運用が挙げられている。Aether 以上。デスクトップアプリケーションが必須。
セキュリティリサーチ
高度な脆弱性診断と、許諾を得たレッドチーム業務。Nova 限定であり、かつ文書化された権限を保有する対象にしか使用が認められていない。この権限の保有は利用者の責任とされ、要求に応じて提示できる必要がある。
5. 提供形態
全モデルが Nova を含めて以下3経路すべてで利用できる。
ウェブワークスペース
zeronatural.studio で提供。契約者向け。インストール不要。
デスクトップアプリケーション
Windows・Linux対応、Android は部分対応。macOS・iOS・ChromeOS は非対応。デスクトップ操作に必須で、大規模なメディア処理でも最速とされる。
API
自社システムへの直接統合。課金は他と同じトークン従量制。
6. 課金体系
課金体系はバージョン3を境に大きく変更されている。
| 世代 | 1クレジット | 購入単位 | 消費 |
|---|---|---|---|
| 0〜2.5 | 5万ドル | 100以上、10クレジット単位 | どのような場合でも最低1クレジット |
| 3以降 | 5千ドル | 20単位 | 利用法による変動制(0.1〜1) |
3以降は単価が10分の1に下がった一方、文章・会話特化系統の統合により、プログラミングやリサーチの能力が大幅に強化されている。
3.2 では、Nova を除く各モデルがトークン従量制へ移行した。Nova のみクレジット制が残存し、25万出力トークンを1クレジットとして計算される。
最低契約金額とその他の費用、およびコンテキスト長はいずれも非公開で、審査の過程で個別に決定される。
7. データの取り扱い
公式サイトのプライバシーポリシーにおいて、極めて広範なデータ収集が明示されている点は特筆される。
Standard Enterprise / Upper Enterprise 契約
サービスを通過する顧客データがすべて収集される。プロンプト、アップロードおよび生成されたファイル、出力、デスクトップ操作やツール利用中に扱われた素材が含まれる。
収集を減らす契約形態は用意されておらず、オフにする設定も存在しないとされる。
Restricted(Nova)契約
収集範囲を案件ごとに個別合意する。合意内容は書面で確定され、その契約が当該案件における収集範囲を規定する。
用途
以下の3つに限定されると明記されている。
- YYMT および関連組織への提供
- 自社モデルの訓練
- 安全性の監視
これらは「サービスが提供される商業的基盤の一部」であるとされ、契約の附属文書ではなくポリシー本文に記載されている。
保持期間
最低2週間、上限なし。特定の期間後に削除することを約束せず、無期限に保持される可能性がある旨が明記されている。
8. 導入プロセス
- 問い合わせ — 組織区分、規模、利用予定モデル、ユースケース、年間予算等を送信
- 一次審査 — 非公開の基準で評価
- 返信(通過時のみ) — 必要と判断された場合のみ、9営業日以内に返信
- 二次審査 — 範囲、想定運用、ティア適格性の精査
- 合意 — 商業条件とデータ取り扱いを書面で確定
- アカウント発行
問い合わせフォームの組織区分には、政府機関・上場企業・非上場企業のほか、非法人営利組織/非法人非営利組織が選択肢として設けられている。数理組自身が非法人であることと関連するとみられる。
原則として組織向けだが、申込自体は誰でも可能とされる。実績のある研究者や専門家、大規模に事業を営む個人事業主が通過することもあるという。ただしセルフサービス登録と消費者向け提供は存在しない。
9. その他
認証・監査の不在
公式サイトには「これらは対策の説明であって認定ではない。本サイトにおいて、いかなるセキュリティ認証、外部監査、コンプライアンス認定も主張しない」旨が明記されている。
運営
運営主体は Team Zero-Natural Co.。上位組織は YYMT(数理組)。準拠法はシンガポール法。所在地と法人格はサイト上で一切開示されていない。
B2B向けのサイトであるため、日本の特定商取引法に基づく表記に相当するページは存在しない。